外資で働くときに3つのNO

お仕事

こんにちは、

フィリピンのことならスギさんに。

 

英語を使って仕事をしたい人なら

外資系企業に勤めることを考える人もいるでしょう。

私は16年間、外資系銀行に勤めていました。

最初は、大阪に支店を設置したばかりのところで入社し、

最終退職前は課長というポジションで働いておりました。

その経験を踏まえて、

外資系企業に就職を考える人に

知っておいて欲しいとおもう3つのNOをあげてみました。

・固定概念をもたない

・身体的特徴を冗談にしない

・期待をし過ぎない

そんなこと?

ええ、これを理解しておくのとしないのでは大違いですので、あえて書いておきます。

外資系企業

ここでは、外国法人または外国人が一定程度の出資をする日本の企業を外資系企業と定義しておきます。またこの記事内で外資、と書くときはこの外資系企業のことを指しています。

ただ、外国、が日本以外の国を指すのと同様に、外資といったときも非常に広範囲を指すことになります。国や業種が違うだけで社風はずいぶんと変わってくるのは日本企業も同じかと思われます。

なので、ここではアジアの国のひとつでトップ銀行の日本支店で働いていた私が経験したこと、また航空会社等で働いている人たちとの交流の中で感じた共通項をまとめて書いています。そのことをご理解の上で、読み進めていただけたら幸いです。

 

固定概念をもたない

人はステレオタイプなものに安心します。

この国はこういう国。この民族はこういうタイプ。

よくも悪くもレッテルを貼ってしまってみると楽な気持にはなりますが、

外資では命取りになります。

毎日が異文化交流であることも多く、同僚だけではなく上司、顧客の国籍が複数であることも多々ありです。本国から派遣されてきた外国人上司に、日本で育った外国人、はたまた海外で育った日本人、それぞれが背負ってる文化は国籍から判断できません。

また在日歴も、小学校1年生から日本で育つのと、高校卒業後に来日した場合でも全く違います。日本人と結婚して、お子さんが小学校に行っているママと、フィリピン人夫婦で生活しているママも全く違ってきます。

日本国籍を持っていても、ワーホリでオーストラリアで英語を習得してきた女性と香港で育ってきた青年とフィリピンで生まれた時から育ってきた青年では、日本語力も英語力も全く異なります。

以前、スタッフの間でもめ事が起きました。ウォーターサーバーのタンクをいつも替えることを頼まれる日本人スタッフが、どうして自分たちで替えないんだ、そんなに重たくないだろう!と怒りました。フィリピン人女性と香港人女性は、女性がどうしてやらないといけないの?もうあなたには頼まない、とフィリピンで育った日本人男性に頼むようになりました。すると、そのフィリピンで育った男性が、日本で育った男性に、なんで同じ男なのにやらないんだ、とつっかかることに。

そんなことで…とおもいますが、一事が万事この調子になると、お互いのストレスがたまるわけです。

誰もが自分の感覚で、男性なら、女性なら、と主張するとこんなことが起きます。なので、それぞれと話しをしていきます。

些細なことから、大きな問題まで、固定概念、自分の常識と思うものは決して絶対ではないということを自覚してもらいました。また、ほとんどのこの手のケースは言い方に大きな問題がありました。英語という共通言語を使用するため、言葉足らずになり相手をイラっとさせる原因に。自分の本来の言葉以外を使うからこそ、エチケットとして基本的なお願いを丁寧にすること、ありがとうの感謝をきちんと言葉にして伝える事、これらの徹底でずいぶんと摩擦は減りました。

 

身体的特徴を冗談にしない

日本人同士でも身体的特徴を冗談にしないのは常識であろうが、

出身国によってはあけすけに指摘する人もいる。

インドでは太っている女性は裕福の象徴であるのでマイナス要因ではない。

フィリピンでは歯の矯正に非常に敏感なので、歯並びが悪いとあけすけに

なんで治療しないの?と聞いてきたりする。

英語が共通言語であったりして、常にそういった会話をしていると

感覚がずれてきて、同様に最近太ったんじゃない?なんて言いかねる人がでたりします。

最近はコンプライアンスも厳しくなっていますので、

日本以上に身体的特徴を揶揄したり、

セクハラともとられるような言動は日本企業以上に気を付けておかないといけません。

また、ハグをしたりする文化が急に身近になって勘違いをして

必要以上に触ったりすることも意外とみられてます。

日本にある会社であっても、社内は海外くらいにとらえて、

身体的特徴を冗談にしたりすることはくれぐれもしないように。

期待をしすぎない

最後に、外資だからと期待をし過ぎないこと。

外資系であってもビジネスが行われているのは日本国内。

私が在席していた会社も、本国ではエリートしか入社できない一流企業ですが、

日本支社は人数も少ないですし、外国人スタッフのほとんどは日本国内のローカル採用。

中小企業?みたいなことも、たくさんありました。

3.11の際に、ある国の銀行の東京支店はすべての業務を放置して帰宅したとも聞きました。

どの国の、どの分野の外資に勤務している日本人からも、

英語をはじめとした外国語を使う仕事だからこんなことが出来るだろう、という

多大な期待は、あっけなく裏切られる、と聞かれた。

するなと言われても期待するのが人情であるが、期待しないことをお勧めしておく。

その方が、人間は小さなことに喜びを感じられる。

 

外資のいいところ

3つのNOについてあげたが、では外資のいいところはなに?ってところ。

会社によるが、比較的

・能力を評価されやすい。

・年齢関係なく出世できることが多い。

・有給がとりやすい。

・言語能力を発揮できる。

などがある。

私は外資での16年間のおかげで、英語でメールや文章を作るのが早くなりました。

有休も10日まとめてとることが出来たりしていました。

子どもがいることにも理解があったので、急な保育園の呼び出しや学校行事も行きやすかったです。これはシングルマザー時代本当にありがたかったです。そのことで休んでも、悪いとおもわないで、その分ほかでリカバーしたらよいと考えられるようになったのは大きかったです。

まとめ

外資で働くときのNOについて3つ。

固定概念を持たない、身体的特徴を冗談にしない、期待しすぎない。

当たり前のこと、とおもいますよね。本当に当たり前のことです。

外資に関係なく、生きていく上で身につけておいて損はないこと。

なぜ、わざわざ書いたかというと、

これから日本企業がある日突然外資に変わることも十分あります。

その時に、この感覚がついていないと、もめ事ひいては裁判ごとになりかねないこともあります。

だから、もう一度我が身を振り返ってほしい。

外資系企業への就職、転職を考える人はなおのことです。

日本基準ではなくて、人としての基本的条件として身につけておくと働きやすく、生きやすくなります。

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