フィリピンのメロドラマはフィリピンの文化を知ることタガログ語の勉強にはうってつけの教材。
全部で85話!もある『Pusong Ligaw』を使って、これからシリーズで日常会話からフィリピン人の口説き方やケンカの表現までをご紹介していこうとおもいます。
こんな人におススメ
・あいさつ以上のタガログ語を身につけたい
・フィリピンの文化が知りたい。お金持ちの生活から庶民まで、なんであんなにフィリピン人は感情的になるの?男の人はすぐ泣くの?フィリピンの当たり前って何?が肌感覚で感じられます。
・普段の会話の内容やスピード感がわかります。
まずは第1話のこちらから
3分46秒あたりから鉄塔?の上で主人公の2人、テッサとマルガが未来を語るシーン。上の動画であれば4分21秒あたり、ネットフリックスなら4分10秒あたりから。(ネットフリックスなら日本語字幕付きで観れます)
Basta ako, Mag-aaral ako ng mabuti. Kukuha ako ng scholarship. Pero makapagaaral ako ng tamang tahi at pag-dedesign ng damit. Balang araw, lahat sila susuotin nila lahat na tinahi ko.
とにかく、私はもっと勉強をして、奨学金を得るわ。ちゃんと縫製の勉強をしてで服のデザインのことも学ぶわ。そしていつの日か、私が作った服をみんなが着るの。(筆者訳)
Basta
一語に置き換えられない単語ですが、よく使います。
Basta ikaw!あなたなら何でもOK、のようにこれ以上説明や理由はない、なにがなんでも、というような状況で使われます。ここではBasta ako…となっているので、どんなことがあったとしても、誰が無理だとか止めたとしても…という意思を感じさせるところですね。
例)Kahit pangit siya o mahirap, okay lang ako. Basta mabait siya sa akin. 不細工でも貧乏でも私はいいの。優しかったらそれで充分。
Basta バスタの後ろにその条件をつけます。
Mag-aaral ako ng….
aral 勉強 という語根に対して magという接辞をつけた mag動詞の形です。
Mag-aral 不定相 (動詞の基本形)
Mag-aaral (未然相/未来のこと)Nag-aaral (現在形)Nag-aral (過去形)と変化します。
何を勉強するかという内容については後ろのng をもってきて教科名などをつけます。どこで勉強しているかという場所をつけるときはさらにその後ろにsa +場所 となります。
例)Nag-aaral ako ng English sa Pinas. フィリピンで英語を勉強しています。
Mag-aaral ako ng Tagalog sa on-line school next month. 来月オンラインでタガログ語を勉強する予定です。
Balang araw
Some day にあたる、いつの日か、という意味になります。
araw 日、太陽 という意味があります。
araw-araw 毎日 every day
bawat araw 各日 each day
挨拶にもある magandang araw はこんにちはという意味で使われています。文字通りに言えばmaganda 美しい+araw 日、つまり美しい日ということです。
よく使う単語
ドラマのタイトルとこのフレーズのところで出てくるよく使う単語を紹介しておきましょう。
puso 心、心臓
ligaw 迷う リーガウと伸ばしてください。リガウと短く言うと恋愛の前段階の相手にアピールやアタックする行為を示すほうになります。
aral 勉強 mag-aral makapag-aaral と接辞がついて動詞の変化します。
mabuti 良い 英語でいうgood や fine のように文脈で訳し方が変わりますが、ここではよく学ぶ study well のwellにあたります。
フィリピンでは元気? Kumusta ka?と聞かれたら Mabuti と答えたら元気よ、ということになります。
tama 正しい、正解の
lahat 全部
suot 服
tahi 縫う
とにかく慣れること
このシーンは85話までのあいだに何度も回想シーンで出てきます。そのたびに聞き取れる単語が増えるでしょう。字幕がなくても意味が分かるところが増えてくるでしょう。細かいところが聞き取れなくても問題ありません。映像と合わせながら、とにかく耳を慣らし、口を慣らして繰り返していきましょう。
語学の上達の秘訣は、とにかく繰り返して慣れることです。
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