フィリピンで手軽で美味しくバーベキューを食べようとおもうと、このお店、Mang Inasal。その店舗の多さとリーズナブルなお値段、フランチャイズなのでどの店舗に入っても味が裏切られることのない安心がある。
Mang Inasal の意味
Mang Inasalとは、フィリピンの公用語フィリピノ語(タガログ語)ではなく、ヒリガイノン語あるいはイロンゴ語と呼ばれるイロイロ地方で話されている言葉で、Mr. Barbeque ミスターバーベキュー という意味である。(出典:Wikipedia Mang Inasal )
これは創始者Edgar Siaがロイロ出身者であったことから、ヒリガイノンで名づけられたのでしょう。
Mang Inasal マンイナサルのおススメは?
フィリピン人に大人気のメニューはやっぱりチキン。
フィリピンのチキンのお店なんだけど、これ好きなんだよねー。。。
日本にもできて欲しい。。https://t.co/s4mFQHpBlB pic.twitter.com/5sqQatVQIg— Fumiya Sankai (@fumfumfum3) May 23, 2018
でも、個人的にはちょっと肉質が硬い気がするので、pork sisig のほうが好きです。
Mang Inasal Pork Sisig Definitely A Must-Try! https://t.co/HuuRxvVszD
— Lhyzie Bongon ★ (@LhyzieBongon) April 3, 2019
好みがありますので、お友だちと行って、両方を食べ比べるのが一番ベスト。
フィリピンでは山盛りご飯にバーベキューを分解して、タレごとご飯と混ぜ混ぜして食べるスタイルが主流。家で食べるとき、あるいは田舎でフィエスタと呼ばれるお祭りのときなどは手でバーベキューを裂いて、ご飯を手で食べたりします。
でも、マニラやセブの街中のモールで食べるときはスプーンとナイフで器用に串から肉を外し、食べやすい大きさに切り分けて、ご飯と混ぜて食べるのが主流。
バーベキューが冷めてきて硬くなってきたりすると、非常にこの作業が難しい!お肉が皿から飛び出してしまいそうになるのを、必死でなんとか死守します。
串を外して切り分けている時に、お皿から飛び出したら、すかさず、
Ay buhay pa!! アイ、ブハイパッ! あら、まだ生きてる!
と、タガログ語で言ってみてください。
これ、日本人が使う3秒ルール(お皿から落ちても3秒以内ならきれいだから大丈夫)的な感覚で使われています。
Mang Inasal 場所はどこにある?
2019年の6月には500店舗になるようで、その支店はいたるところにあります。Mang Inasal のホームページに住所と営業時間が記載されています。
でも、検索するまでもなく、街中やショッピングモールを歩けば出会える頻度であちこちにあります。カウンターで注文をしてお金を払ってテーブルに持っていく、マクドナルドのようなファーストフード化したお店ですので、言葉に自信のない人でも、写真付きのメニューを指さしながらでも注文ができて明朗なお会計ですので、安心して入れます。
Mang Inasal の歴史
冒頭にも書いた、創始者のEdgar Sia は1977年にイロイロ市で生まれて、20歳のときからビジネスを始めます。彼の26歳のときに始めたビジネスがこのMang Inasal 。瞬く間に人気になり、マニラではじめる前に、ビサヤ、ミンダナオあたりで有名になっていました。
2010年よりジョリビーに7割買収され、2016年に完全に買収される。(出典:上記wikipediaMang Inasal)
これによってフィリピン人のチキン食べたい欲は、油で揚げても、バーベキューにしてもジョリビーですべて支配されているといっても過言ではない勢いで、手軽に美味しくどこででも食べられるようになっています。
マンイナサル それとも マギナサル?
たまに日本人でMang Inasal をマギナサル と呼ぶ人がいますが、あくまでも切って発音しましょう。
セブを中心としたビサヤ当たりでは、男性に対して名前の前に、このMang をつけて呼びます。
ジョンさんであれば、mang John マンジョン、のような呼び方になります。
日本語ではンが “N”であっても “M” であっても変わりがありません。でもフィリピンでは、そこに”ng” の発音が加わります。”ン” の後ろに ”G”の音が加わるのです。喉の奥をグッと鳴らす感じです。が、だいたい音がつながっていますし、正確に言えてなくても全然通じます。なので、そんなに意識する必要はありません。
お店の場所を聞いたりするときは、マンイナサルと発音した方が、わかってもらえるかと思います。
ココ・マーティンやエンジェル・ロクシン出演のコマーシャル
フィリピンの人気俳優ココ・マーティンによるコマーシャルで、チキン食べたい欲を駆り立ててください。
Oks na Oks sa kalida at sarap! 品質と味は間違いなし!
といううたい文句で始まるCM。Mang Inasalのチキンはちょうどいい焼き具合にタレで、美味しさで爆発しちゃうよ、と言っています。
チキンと並んで食べて欲しいのはハロハロ。フィリピンのかき氷です。こちらは女優のエンジェル・ロクシンさんが出ています。
選択肢はたくさんあるけど、私が選ぶのはコレ!とmang Inasal のハロハロを選びます。
このクリーミーなミルク(練乳)がたっぷり。バックに流れる曲は朝も夜もいつもいつもあなたを探している♬という歌詞とともに美味しそうに食べていきます。
日本のコンビニでも夏場、ハロハロの名前で売られているものがありますが、全く別物。フィリピンのハロハロはナタデココはもちろんアイスクリームやプリン、ゼリー、ココナツの実のシロップ漬け、白豆の甘く炊いたものなどを氷と練乳で混ぜながら食べていきます。
いろんなお店のものを食べ比べしてほしいのですが、mang inasalのものもぜひお試しください。
さいごに
フィリピンには様々な屋台やローカルフードが食べられるお店がありますが、水や衛生事情があまりよくないところもあります。バーベキューは路上でもよく売られている食べ物の典型的なものです。ただ短期の旅行や東南アジアの食べ物にあまり慣れていない人には少しハードルが高いかもしれません。そんな方には、こういったファーストフードで安心して食べられるバーベキューやハロハロをお勧めします。
ぜひ、フィリピンに行かれた際には一度訪れられて楽しんでください。
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