フィリピンでジンベイザメに会いに行こう

フィリピン

7,000以上の島々からなるフィリピンには訪れておくべき場所がたくさん。島によって気候も風土も言語も違うところがあり、それぞれの魅力がある。その中で、唯一のジンベイザメに会える場所、オスロブについて紹介しよう。

オスロブってどこにある?

世界で唯一といわれるジンベイザメの餌付けに成功したオスロブ(Oslob)は、セブ島の南の方にあります。

セブの空港のあるマクタン島から4時間半が表示されています。

ジンベイザメはwhale-shark ホエールシャークと呼ばれています。クジラのサメと考えると覚えやすいですね。

オスロブツアーに参加

セブ市内の旅行代理店でオスロブへのツアーを申し込むことが可能です。通常4~5,000ペソ(約1万円~)で、ジンベイザメとシュノーケリングをしたあとに、リゾートビーチに寄りシュノーケリングやBBQなどがついています。

4人以上で申し込むと割安になったりすることもあるので、ほかの留学生と一緒に申し込むと英語の勉強+リゾートが楽しめます。

通常、朝の4時か5時くらいにホテルに迎えに来て、片道約3時間でオスロブ到着。

ジンベイザメのいる沖に出るボート待ち2-3時間、30分ジンベイザメと遊泳、その後リゾートビーチに移動してランチ、シュノーケリングを楽しみ、3時間かけてセブ市内に帰ってくるのが一般的な行程です。

自力でオスロブに向かう方法

セブ市内のサウスバスターミナルからバスに乗れば乗り換えなしでオスロブに迎えます。

セブのショッピングモール SMcity からの行き方を参考に載せておきます。

セブ市内は明け方もタクシーが走っていますので、ホテルや寮からSouth Bus Terminal といえば連れて行ってくれます。

オスロブ行きだけではなく、いろんな方面行きのバスがでています。バス会社の職員なのか、チップをもらってお客さん勧誘、整理をしているのかよくわからないおじさんたちが周辺にいますので、Going to Oslob? と聞きまくって下さい。

フィリピンでは乗り場と書いてあっても状況次第で日々変わります。時間や混み具合で変わることも多々あります。ですから、遠慮も恥ずかしさも必要ありません。ぐいぐいと積極的に乗り場を探して、乗り込んでいくぐらいの気合でいきましょう。

バス料金は、乗り込む前に運転手あるいはこの人員整理している人に現金で、だいたい150-170ペソくらいです。日本のように1路線1バス会社ではないので、バスによって料金が微妙に違うときがあります。


エアコンバスはかなり寒いので、長そでの上着があったほうがいいです。私は結構本気の長そでのジャケットを持っていきます。

途中ピーナッツやお菓子を売りに来たりしますが、長旅ですのでお菓子や水などを用意して乗り込んだ方が楽です。


現地に到着してから、受付に行き、入場料(1,000ペソ/2018年6月時点)を払い、受付名簿に参加者全員の名前を記入します。このときに水中で使えるカメラを希望するか聞かれます。またカメラのみかカメラを取ってくれる人付きかも確認されます。カメラマン付きにすると500ペソ(約1,000円)違ってきたはずですが、カメラマンも一緒にお願いした方が、ボートで沖に出てから助かります。

 

そのあと、着替えてシュノーケリングの道具とバスタオル以外はすべてロッカーに入れます。日焼け止めはジンベイザメに影響を与えないため禁止されていますので、つけないようにしてください。そのあとオリエンテーションがあり、諸注意が英語と中国語でそれぞれおこなわれます。日本人観光客には、日本語で書かれた注意が配られます。

ジンベイザメは実際には数百メートル離れた沖にいるので、ボートで浜辺から向かいます。ここでだいたい2-3時間待ちます。フィリピンが長期祝日に入っているときなどであればもっと待ち時間が長いこともあるようです。


番号を呼ばれてようやくボートに乗って沖にでると、3-4頭のジンベイザメがボートの周りに見えてきます。ボートからオキアミのような餌をまくので、それに群がってくるジンベイザメと泳ぐ形になります。

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ゆっくり進むボートに沿って泳いでいると、すぐ目の前をジンベイザメが通ります。5m以内に近づかないようにと、オリエンテーションでは言われますが、近づいてくるジンベイザメは避けようがなくただただ、見ています。

先ほどのカメラマンをお願いしておくと、ボートに乗っていたお兄ちゃんが、

さあ、今だ!潜れ!と合図をしてくれて、

バックにジンベイザメがうつるように撮ってくれます。

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ただし、カメラマンと呼んでも、本当に写メを取ってくれるだけの人ですし、生き物相手に水中ですから、構図やその他諸々、期待してはダメです。

もちろんここで、自前の水中カメラを持っていっても大丈夫。ただ、ボートのお兄ちゃんたちは一切シャッターを押して撮ってくれたりしません。なのでグループで行って、お互い撮りあいっこする、あるいはジンベイザメを撮るだけに徹することになります。

水族館でしか見られないジンベイザメをすぐ近くで、見ることができるこのチャンスはぜひ経験していただきたい。大きな体だけど肉食ではないので、まったく安全です。2回目に訪れたときは小学3年生と5年生も一緒でしたが、ライフジャケットを着ていますし、ボートのふちに捕まる竹の部分があるので、安心してシュノーケリングができます。悠々と泳ぐ姿は本当に雄大で、待ち時間をかけても行く価値は十分にあります。

一緒に泳げなくなる日がくるかもしれない

2018年の6月に行った際は、その2年前に行ったときよりも海が濁っているような印象でした。ボートを漕いでいたお兄ちゃんにそれを伝えたところ、オキアミを撒いてばかりだから海によくないんだとおもうと言っていました。

 


環境保全などの理由で、今後オスロブの観光客の制限数を設ける方向になったようだ。今後また状況が変わることもフィリピンであれば十分考えられるので、ジンベイザメに会えるうちに会いに行って泳いでおくことをお勧めする。

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